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どうする?伸びすぎたコケ、茶色くなったコケ、苔テラリウムのトリミング方法

苔テラリウムを長く育てていると、コケの一部が茶色くなってしまったり、伸びすぎてしまったりということが出てきます。そのままにしておくと、見た目に悪いのはもちろん、カビなどトラブルの原因にもなります。

今回は苔テラリウムのコケが伸びてしまったとき、茶色くなってしまったとき、トリミングしてきれいにする方法について解説します。

 

コケが伸びすぎたときのトリミング

コケが生長して伸びてきたときにはトリミングして整えます。そのまま伸ばしておいてもよいのですが、小さなガラス容器の中で綺麗な状態を保つためには、定期的にトリミング作業を行った方がよいです。

特に景色を作る苔テラリウムの場合、綺麗な景色を保つためにも、トリミング作業をして整えていくようにしましょう。

 

①伸びすぎたコケを切り戻すトリミング

一番簡単な方法です。伸びすぎたコケを適当な位置で切り取りましょう。コツボゴケやシノブゴケなど這うように伸びていくタイプのコケに特に有効な方法です。トリミングした後は、残ったコケから新芽が発生し、ふたたび伸びていきます。

ヒノキゴケやホウオウゴケのように、背が高くなるタイプのコケでも切り戻しでトリミングすることは可能です。その場合、残った茎から新芽が発生するのに1~2ヶ月間かかるので、じっくり時間をかけて整える必要があります。また、茎の元の方に新芽が出ている場合もあるので、トリミングのときに新芽も切ってしまわないように注意が必要です。

 

②切ったコケを挿し戻すトリミング

ヒノキゴケやホウオウゴケを時間をかけずに、綺麗な状態に仕上げたい場合に有効なのが、切ったコケを挿し戻す方法です。

伸びすぎたコケを適当な位置で切る。

ピンセットを使って、切ったコケを同じ場所に挿し戻す。

コケは根がない植物なので、葉と茎があれば生きていけます。

完成。全体に短くなり、すっきり整いました。

 

コケが茶色くなったときのトリミング

コケの一部が茶色くなったときには、茶色くなった部分のみをトリミングして取り除くようにします。

写真のようにコケの一部が茶色くなるのは、新陳代謝や一時的な痛みなので、それほど心配する必要はありません。

まとまって茶色くなったときにはトラブルが発生している可能性が高いので、要注意です。

コケのトリミング方法

先端のみが茶色くなった場合。茶色くなった部分のすぐ下でトリミングし取り除きます。

 

下の方から茶色くなった場合。元からトリミングして取り除きます。

 

茶色くなったコケをそのままにしておくとカビの原因に

カビ

茶色くなったコケはそのままにしておくと、カビの原因になることがあります。

コケは元気なときには抗菌性が強いためカビを寄せ付けないのですが、コケの茶色くなった部分は枯葉のようなもの。カビのような微生物が分解しようとするようです。

苔テラリウムにカビを発生させないためにも、コケが茶色くなった部分はマメにトリミングして清潔に保つようにしておくとよいでしょう。

 

茶色くなった胞子体もトリミングして取り除こう

コケの胞子体は1~2カ月程度で成熟して役目を終えると茶色く変色します。茶色く変色した胞子体をそのままにしておくとカビが発生する原因になることもあります。

茶色くなった胞子体はピンセットで引き抜くことができるので、苔テラリウムのガラス容器内から取り出しておきましょう。ピンセットで上手く引く抜けない場合は、ハサミで元の方をトリミングして取り出すようにします。

 

苔テラリウムのトリミングまとめ

●伸びすぎたコケは切り戻しするとよい。

●成長ゆっくりタイプのコケは挿し戻しすると見た目よく仕上がる。

●茶色くなったコケは切って取り除く。

●茶色くなったコケはカビの原因になるので、マメにトリミングするのがよい。

 

苔テラリウムのトリミング方法についてはこちらの動画もご覧ください。

 

 

よくある質問Q&Aはこちらの記事にまとめてあります。苔テラリウム栽培の参考にしてください。

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