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【第4回 苔を食べる会】書籍用撮影会&ジャゴペーストの応用
第4回目となるコケを食べる会(ジャゴケの会)を開催しました。
こんなに回数を重ねることになるとは…。
今までの「コケを食べる会」の活動まとめはこちら。
▶食べられる苔・ジャゴケ料理を探求『コケを食べる会』活動まとめ
今回のメニューは前回同様、ジャゴケを使ったハンバーガー(通称:MOSS BURGER)。
ひとつの目標は、この夏発刊予定の苔テラリウム実用書内のコラム記事に使用する写真撮影。(こんなの本に載せて良いのか不安もございますが、編集担当さんもとっても乗り気につき、さらにはこれを載せねば道草らしさが半減するということもあり…)
もう一つは、今までと違った参加者に食べてもらっての反応を見たかったこと。
コケを食べる会といっても、毎回食べているのはジャゴケのみ。(ジャゴケを食べる会なんだ)
ちょっとグロイお姿と。爽やかで、かつマツタケのようなキノコ臭を持つ不思議なコケ。
そもそもは、そのマツタケ臭をうまく料理に使えないかってとこから始まったんだけど。その辺の様子は過去の記事を読んでね。
撮影のために、カセットコンロを出して。今日は主役のジャゴケさん。
調理人も、4回目ともなるとかなり慣れた手つきで、普通に食材を扱うがごとく調理。
(4回目と言っているが、試食会のための試作会を開催しているので調理の回数はもっとなのか?)
ジャゴケを練り込んだ通称ジャゴパン。よく噛むと、ジャゴケの香りを感じることができます。
リカーにジャゴケを漬けた「ジャゴケ酒」のソーダ割り。お酒が一番強くジャゴケの香りを感じられるかも。
浮かんでいるのはミント・・・ではなく、もちろんジャゴケ。
オニポテセットならぬ、ジャゴポテセット。竜田揚げにしたジャゴケが添えられています。
(竜田揚げは普通においしいよ。素揚げではなく竜田揚げなのも実は理由があるのですが、その話はまた今度)
今回も、MOSSバーガーは大好評でした。
今回もうひとつの試みとして、ジャゴケをすりつぶしたペーストを料理に生かせないか?にも挑戦。
マヨネーズに混ぜてみたり
ドレッシングにしてみたり、そのまま豆腐にのせてみたり
色々やってみたのですが、結果はジャゴケの香りより青臭さが目立つ感じ。細胞がすりつぶされちゃうと、違う香りがでてきちゃうんだなあ。難しい…という結果でした。
始めはゲテモノ食いに近いと思われていたこのイベント。
写真でも伝わるように、普通にきれいに仕上がり。(プロの料理人が仕上げているから…)
味も普通に美味しい。そして、ジャゴケの風味を生かせるようになってきている。
何事も回を重ねるって大事。
そして、このお金にはならないであろう不思議なプロジェクトに並々ならぬ情熱を傾けるメンバー(笑)
次回は夏に向けて、今回出てきた反省を活かしつつ、ちょっと違った趣向のこともできたらと。
将来は、料理本にジャゴケが登場したり、スーパーのフレッシュハーブのコーナーにパックジャゴケが並んでいたり…
妄想は膨らむわけで。
やっぱり、目標は1日限定でもよいので、この楽しげな仲間と一緒に苔カフェをやってみたいな。
(開催日:2018年3月18日)
*注意*
どんなコケでも食べられるわけではなく、有毒のものもあったり、一緒に自生している地衣類や菌類に毒がある場合もあるので、むやみに食さないようにして下さいね。
コケを食べる会の活動をもっと知りたいと思った方は、こちらの記事もご覧ください。
このとき撮影したジャゴバーガーが載った書籍が出版されました!