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テラリウムに小さな滝をつくる方法
テラリウムに小さな滝を簡単に作る方法を紹介します。水の流れを表現したアクアテラリウムは大掛かりな装置をイメージしますが、15㎝程度の小さなガラス水槽でも作ることができます。
今回は既製品「GEXサイレントフロースリム」を使って簡単に滝を作る方法を紹介します。
小さな滝のあるテラリウムとは
水が流れ落ちる景色を表現したテラリウム作品です。水の流れによって作品に動きが生まれます。水の中れる音を楽しんだり、コケから水滴がおちる様子を楽しんだりすることができます。
湿気を好むコケ植物にとって相性の良い育て方で、水が流れ落ちるテラリウムの中でコケが生き生きと生長します。
滝の作製に必要なもの
150x150x高さ250㎜のガラス水槽をベースに使用し、GEXサイレントフロースリムを使って滝の流れを作ります。
・ガラス容器:150x150xh250mm
・GEXサイレントフロースリム
・活着君
・液状接着剤・補助材
・耐水強力両面テープ
・風山石
・川砂利
コケ選びのポイント
水が流れる付近には、水に強いタイプのコケをセレクトして植えましょう。オオバチョウチンゴケ、ツルチョウチンゴケ、ムクムクゴケなどがおすすめ。
苔テラリウムによく使用する、ホソバオキナゴケやアラハシラガゴケは常に濡れていることを嫌うタイプです。水が直接かかる場所には植えず、同じ作品の中でも水のかからない場所に配置するような工夫が必要です。
テラリウムに滝をつくる手順
①GEXサイレントフロースリムに活着君を貼る
防水強力両面テープを使ってサイレントフロースリムとガラス水槽の壁面に活着君を貼り付けます。
②石を貼り付ける
液状瞬間接着剤を使って、活着君に石を貼り付けます。石を貼ることで自然な情景を作ることができます。
③サイレントフロースリムと石を設置する
ガラス水槽内に活着君を貼り付けたサイレントフロースリムを設置し、底に5cm程度砂利を敷きます。砂利の上に石を配置して、テラリウムの土台をデザインしていきます。
石の隙間に活着君をつめる
石の隙間に小さく切った活着君をつめると、石が動きにくくなります。またこの活着君部分にもコケを植えることができます。
⑥コケを植える
石の隙間に詰めた活着君と、サイレントフロースリム、ガラス水槽の壁面に貼り付けた活着君にコケを植え付けていきます。
活着君の繊維にコケを絡めるように植えるのがポイントです。
⑦水を注入する
コケが剥がれないよう、静かに水を注入しましょう。サイレントフロースリムの水位下限ラインより上になるように、水を足します。
⑧完成
ここまで約3時間。ようやく完成です。電源を入れて、美しく水の流れる景色を楽しみましょう。
滝のある苔テラリウムの管理ポイント
管理ポイント① 水換え
水が汚れると、GEXサイレントフロースリム内の水中ポンプが詰まる原因になります。月に一度は水替えをしましょう。
水替えはスポイトで古い水を抜き取り、新しい水を足すようにします。はじめは水が汚れやすいので、水に色が付き始めたら、早めに水替えを行うとよいでしょう。
管理ポイント② 光
作品全体に光が当たるように、LED照明を使うのがよいでしょう。一日8時間程度照明を当てておくと、植えつけたコケが元気に育ちます。
小さな滝のあるテラリウムの作り方【動画解説】
滝の作り方はYouTube動画で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
関連記事「水を使ったテラリウムにおすすめの「水に強いコケ」10選」
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。