ブログBlog
- ブログ
- ルーペでコケをのぞいてみよう!苔観察におすすめのルーペ紹介。
Blog
ルーペでコケをのぞいてみよう!苔観察におすすめのルーペ紹介。
苔を一歩深く楽しむために、必須のアイテムが「ルーペ」。遠くから見ると緑のカタマリだった苔も、ルーペを通せば生き生きと個性的な姿をあらわします。
ルーペで見る苔の魅力と、おすすめのルーペやルーペの使い方をまとめました。
苔の魅力はミニチュアの世界
コケの魅力といえば、なんといっても、小さな森のようなミニチュアの世界。
大きな森の足元には、小さな苔の森が広がっています。
小さな体になって、苔の森を散歩してみたい…。そう思ったことのある人も少なくはないはずです。
まずはコケ目線で覗いてみよう
コケを観察に出かけたならば、まずはコケの目線になって、苔の森をのぞき込んでみましょう。
肉眼で見ても、しゃがみこんで、這いつくばって、コケの高さで横からのぞき込むと、上から見ていたものとは全く違った世界が広がります。
ヒノキゴケやスギゴケはまさしく、木々のように見え、ゼニゴケの雌器托はヤシの木ように、タマゴケはふかふかの草原のように。
どんどんと、苔の森へ入り込んで行きたくなるはずです。
ルーペを使って更に入り込んでみよう
更に奥深く入り込み、ミニチュアの世界を演出してくれるのが、コケ観察のマストアイテム「ルーペ」。
コケの名前はわからなくてもよいので、ルーペを使ってのぞき込んでみましょう。肉眼で見ていたのとは、全然違った世界が広がってきます。
ルーペでコケを覗く魅力にはまった人は、もうコケの沼から抜け出せなるはずです。
苔テラリウムも、ルーペで覗いてみよう
ルーペは野外観察だけのツールではありません。自宅で苔テラリウムを育てている人は、ルーペを使ってのぞき込んでみましょう。
いつもとは違った世界が広がります。塊ではなく、一つ一つのコケの姿の愛らしさに気がつきますよ。
どんなルーペを選べばいい?
ルーペといっても種類はいろいろ。
どのくらいの大きさに拡大してくれるかを表す「倍率」をチェックしましょう。
少し拡大して見るだけならば、3倍程度のルーペや虫眼鏡でもOK。100円ショップやホームセンターで販売されています。
本格的に苔の森に入り込みたいならば、10~15倍程度のルーペを使いましょう。コケの葉一枚一枚や仮根の生える様子まで観察できます。
また、図鑑を見ながら種類を判別する場合にも、高倍率のルーペが必要になります。
おススメはVixenメタルフォルダルーペ(10倍)
野外へ持ち出す機会が多い人は、Vixenのメタルフォルダルーペがおすすめです。(道草も愛用してます)
Vixenは望遠鏡や双眼鏡を作っているメーカーなので、レンズの品質も間違いなし。ルーペを収納する部分は金属製(メタルフォルダ)なので、しっかりレンズを守ってくれて、野外でも安心です。
愛用しすぎて、Vixenルーペ用のストラップも企画して作ってしまいました!首から下げておけば、なくす心配もありません。
ルーペの使い方
高倍率のルーペは、ピントを合わせるのにコツがいります。
ルーペを動かしてピントを合わせがちですが、それだとなかなかうまくピントが合いません。これルーペ初心者はやってしまいがち。
まずは、ルーペと目の位置を眼鏡くらいの距離で固定します。結構近い!
次に、被写体(コケ)に向かってピントが合うまで、ぐ~~っと近づきます。ルーペだけではなく、自分が近づくのがポイント。目とルーペの距離は合わせたまま近づきましょう。
ぐーっと近づいたところで、ピントが合います。
理科の授業でもやったと思いますが、ルーペを使って太陽を覗いたりしちゃダメですよ!(本当に失明する危険性があります)
%
コケの位置までしゃがみ込めないときには、少し摘み取って、見やすい位置で覗いてみましょう。
見終わったコケは、元の場所に戻してあげましょう。コケは根がない植物なので、しっかり押さえつけておけば、再び定着してれます。
野外で観察するときは、ルールやマナーを守ってね。
これであなたも苔マスター!
さあ、ルーペでコケを覗いてみましょう。ルーペと苔図鑑があればあなたも苔マスターの仲間入りです。
コケの魅力は、育てるだけでなく、身近な野外で観察できたり、ルーペを使って小さな世界に入り込んだりできること。
部屋で育てている苔テラリウムに入り込んでみるもよし、公園や山へ出かけてコケトリップしてみるもよし。
ルーペでのぞくコケの世界をぜひ楽しんでください。
観察ルーペの購入はこちらのサイトをご覧ください。
関連動画「ルーペでコケを観察してみる 【Vixen メタルフォルダールーペ】」
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。