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テラリウムでのシダ植物の育て方|植え付けと管理方法

苔テラリウムにアクセントを加えられるシダ植物。苔とシダは生育環境が似ているため、一緒に育てやすい植物のひとつです。

シダ植物にもたくさんの種類があるため、植え方・育て方をマスターすれば、苔テラリウムで様々な組み合わせを楽しむことができます。

今回は、シダ植物をテラリウムで育てるときの、植え付け方・管理方法などをまとめました。

 

シダ植物をテラリウムに植える方法

①古い土を洗う

ポットから抜いたら、古い土を洗い流します。

水の中で洗うことで、シダの根を傷めずに古い土を落とすことができます。

根がきれいに洗われた状態。後述しますが、ここで株分けすることもできます。

土を綺麗に落とすことが、テラリウムに虫を混入させないためのポイントです。

②枯れた葉を取り除く

枯れた葉は根元から切り落としておきましょう。また、大きすぎて邪魔になる葉も取り除いておきます。

③苔テラリウムSOILに植える

テラリウムに使うときは、苔テラリウム専用SOILを使って植えます。斜面や岩の隙間などに植える場合、造形君に植えることもできます。

 

大きすぎる場合は、株分けして使ってみよう

テラリウム用に小さく仕立てられたシダが手に入らない場合、株分けをして使うこともできます。

古い土を洗い流します。

根がきれいになったら、分けたい部分にハサミを入れ、根をほぐしながら2つに分けていきます。

半分、そのまた半分…と株分けしていくと、小さな株を作ることができます。植え付けのポイントは小さなポットを買ってきたときと同じです。

 

植え付けするとき根が乾かないように注意

シダの根は乾燥に弱いので、植え付けをするときは根が乾かないように注意。手早く作業をして植え付けましょう。

植付けまでに時間がかかる場合には、濡れた布で根を包んでおくか、密閉容器に入れて保管します。

 

シダ植物の管理ポイント

テラリウムで育てる場合、シダとコケは似た環境を好むので管理は難しくありません。

基本の水やり、光の強さはコケと同じで大丈夫です(500-1500ルクス)。

適正な温度はシダの種類によって異なります。熱帯性のシダの場合、低温に弱い性質のものもあります。

コケと一緒に育てるなら、日本の自生種、または温帯性のシダを使用するのがおすすめです。

 

肥料が必要

コケと比較すると、生育に肥料が必要です。春・秋に薄めた液体肥料を与えましょう。

ただし、肥料を与えすぎると大きくなってしまうので、必要最低限の肥料にとどめるのが、上手にテラリウムでシダを維持するコツ。

 

大きくなりすぎた葉は剪定

小さなポットに仕立てられていても、育てば大きくなるシダもあります。テラリウムの中で大きくなりすぎた葉は、適宜カットして整えるようにしましょう。

あまり葉が大きくなりすぎると、コケに光が当たらなくなってしまいます。

 

テラリウムにおすすめのシダ植物

ヒメカナワラビ

自然な雰囲気で使いやすい、一番人気のシダ。

コシケシダ

テラリウムに使いやすい、小型のシダ。

プテリス・ムルチフィダ

葉の形状が特徴的なプテリス類。作品のアクセントになります。

タマシダ・ダッフィー

小さな葉の連なりが可愛い、タマシダの仲間です。

 

参考動画

シダ植物といえば、恐竜の時代に繁茂した植物。11種類のシダと8種類のコケを使った、ジュラシックワールドをイメージした作品です。

参考記事

コケとシダ以外でテラリウムにおすすめの植物はこちらの記事にまとめました。

 

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