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苔テラリウム作製でコケがあまったときの保存方法
苔テラリウム(コケリウム)作製用に購入した材料のコケがあまってしまったとき、どうやって保存していますか? あまったコケはガラス容器に植えずどれくらいの期間持つのでしょうか?
今回はパックに入ったコケの保存方法について解説します。
苔テラリウム用のコケは使い切った方がよい?
用意したガラス容器にちょうどの量を購入するのは難しく、いろいろなコケを植えようとあれこれ購入していると、どうしても材料のコケが余ってしまいます。
苔テラリウム作製用に購入したコケは、一回の作製で使い切った方がよいのでしょうか。
購入から2週間以内に使い切るのが目安
あまった材料のコケは、購入したときに付いてきたパックに入れ、乾かないように湿らせておけば2週間程度は問題なく保存できます。
ただし、プラスチックパックは栽培用ではなく、土にも植わっていないため、長い期間置いておくとトラブルが発生したり、コケが弱る原因になります。なるべく早くテラリウムに植えた方がよいでしょう。
また密閉のプラスチックカップは中の温度が上がりやすいため、コケが蒸れてしまわないように、できるだけ涼しい場所に保管するようにしましょう。
苔テラリウム用のコケ、よい保存方法は?
すぐには次の作品を作れないので、もう少し長い期間保管したい。
そんなときには、食品用のタッパーを利用しましょう。
タッパーに赤玉土をいれて保存する
タッパーに赤玉土を敷き水で湿らせておきます。
湿らせた赤玉土の上にコケをおき、フタをしめて保存します。タッパーに直接コケを入れるより、赤玉土を敷いた方がコケが傷みにくくなります。また、同じタッパーに何種類かのコケを一緒に入れておくことも可能です。
この保存方法なら一ヶ月間以上保存しても問題ありません。
真夏は冷蔵庫に保管する方法も
夏の暑くなる時期には、冷蔵庫の中で保管する方法もあります。冷蔵庫はフタをしめると真っ暗になってしまいますが、温度が5℃前後と冬の外気温に近く、コケがほとんど活動しなくなるため、真っ暗でも傷みにくいのです。
室温が30℃以上になるときには、冷蔵庫を利用して保管しておくとよいでしょう。
背が高くなるコケは立てた状態で保管しよう
ヒノキゴケやコウヤノマンネングサ、オオスギゴケといった背が高くなるタイプのコケは、横に寝かせておくと、横向きに芽が伸びてきてしまうため、深さのあるパックなどを利用して、立てた状態で保管しましょう。
新鮮で清潔なコケを購入するのが一番
道草では生産地からコケを入荷したあと虫やゴミを取り除き、洗浄して土を洗い落とし、殺菌処理したものを苔テラリウム用の素材苔として販売しています。
清潔なコケは虫が発生しにくいため、長期間保存するのにも向いています。
動画でわかるあまったコケの保存方法
YouTubeの動画でもコケの保存方法を解説しています。この記事とあわせて参考にしてください。
材料のコケの保存方法まとめ
●2週間程度であれば購入したパックに入れておいてOK
●できるだけ涼しい場所に置く
●長期間保存の場合はタッパーの利用がおすすめ
●暑い時期には冷蔵庫に入れて保管
以上の点を気をつければ、そんなに心配する必要はありません。購入したコケは無理に一度に使わず保存して、次の作品づくりに利用しましょう。
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。