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苔テラリウムのカビ対策におすすめ殺菌剤まとめ

苔テラリウムにカビが発生してしまったとき、どのような薬をかけたらよいのでしょうか?

今回は苔テラリウムにおすすめの殺菌剤についてまとめました。

2023.5.12「オーソサイド水和剤」を使用すると、一部の種類のコケに薬害が生じることが判明しましたので記事の内容を修正いたしました。

カビ対策にはどんな殺菌剤が効果的?

 

カビ

殺菌剤は目的にあわせていろいろなものが出ています。大きく分けると「カビなどの糸状菌に効く」タイプと「バクテリアなどの細菌に効くタイプ」の殺菌剤があります。

糸状菌・カビが原因の病気に効く種類を選ぼう

今回はカビ対策なので、糸状菌に効くタイプの殺菌剤を選びます。ただ、ラベルを見てもカビ用とは書いていないので、「うどん粉病」や「灰色カビ病」などカビが原因の病気に効く薬剤を選ぶとよいです。

 

苔テラリウムのカビ対策にはベンレート水和剤がおすすめ

ベンレート

具体的に園芸店・ホームセンターで入手しやすい殺菌剤では「ベンレート水和剤」がおすすめです。カビが原因となる病気に対する効果が高く、使用しやすい殺菌剤です。

水和剤(粉状の薬)なので、水に溶かして使用します。通常500~2,000倍に薄めて使用します。写真のパッケージは0.5gの小袋が入っているので、1リットルの水に溶かすと2,000倍希釈になります。

 

複数の殺菌剤でローテーションがベスト

 

1種類の殺菌剤を継続的に使っていると、菌に耐性が付きやすくなり、その殺菌剤が効かなくなってしまうことがあります。

複数の殺菌剤をローテーションすることで、耐性がついてしまうことを防ぐことができます。

テラリウムを多く管理していて、継続的に殺菌剤を使用する場合には、2-3種類程度の薬剤をローテーションして使うとよいでしょう。

道草ではカビ予防として「ベンレート水和剤」「トップジンMゾル」を組み合わせて、カビが発生したときの対策として「ストマイ液剤」を使用しています。

 

苔テラリウムへの殺菌剤使用注意点

既定の倍率に水で薄めて使用する

薬剤の濃度が濃すぎると、コケが薬害で傷んでしまうことがあります。また、濃度が濃すぎるとかえって効果が弱くなってしまうことがあります。

必ず、説明書に書かれた倍率の範囲内で使用するようにしましょう。

 

暑い時間帯の使用は避ける

気温が高い時間帯に使用すると、水分がすぐに蒸発し、コケの表面で薬剤の濃度が高くなるため、薬害でコケが傷んでしまうことがあります。

朝夕の涼しい時間帯に使用するようにしましょう。

 

コケが乾燥しているときの使用は避ける

乾燥しているコケに殺菌剤をかけると、コケのからだのなかに薬剤を取り込んでしまうため、薬害がでてコケが傷むことがあります。

必ず、湿った状態のコケに使用するようにしましょう。

 

苔テラリウムのカビ対策におすすめ殺菌剤まとめ

●カビ対策には糸状菌用の殺菌剤を使用します

●ベンレート水和剤がおすすめ

●継続的に使用するときには2-3種類の殺菌剤をローテーションして使いましょう

●既定の倍率に薄め・暑い時間帯・コケが乾燥しているときの使用は避けます

具体的な苔テラリウムのカビ対策・予防方法については、下記の記事に詳しくまとめてあります。あわせて参考にしてください。

 

※.薬害のでかたは、コケの種類や環境によっても異なります。必ず少量使用して、コケに害がでないことを確認してから使用するようにしましょう。

※.殺菌剤の説明書をよく読み、使用上の注意をよく理解したうえで使用して下さい。

 


苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。

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